「WebSig1日学校2013 ~未来のあなたとWebを変える1日~」にいってきました。


WebSig1日学校2013

運営の方々大変お疲れ様でした!
当日お話してくださった参加者の方々もありがとうございました。

天気はあいにくの雨でしたが、“Webのこれから”を考える充実した1日となりました。

デジタルハリウッド大学

場所はデジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ。ご提供ありがとうございました。

小田急多摩センター駅から徒歩で向かいましたが、大通り沿いに歩いて10分弱で着きます。

開校の10:00になると、

キンコンカンコーン

と、懐かしい音が。学生だった頃がすでに遠い日のことのようです。

株式会社技術評論社クロスメディア事業部部長代理兼Web Site Expert編集長 / WebSigモデレーター 馮 富久(ふぉん とみひさ)さんの司会進行のもと、インテリジェントネット株式会社取締役兼COO / WebSig24/7代表 和田 嘉弘(ワダ ヨシヒロ)さんの開校挨拶からはじまり、早速1限目に入ります。

1限目:再設計の歴史としてのWeb

Yahoo! JAPAN ID本部長 楠 正憲(くすのきまさのり)さんによるコンピュータの歴史についてのお話。

「再設計の歴史としてのWeb」授業風景

1945年頃からのコンピュータのはじまりから現在まで、ザーッと1時間でご説明を頂いたので、正直頭の中がパンクしていました。

画像の映写されているものは、1981年に発表された正式名称「IBM Personal Computer 5150(略称:IBM PC)」というPC/AT互換機の元祖となるPCです。このPCの誕生がなかったら今みたいにそれぞれ違ったメーカーのPCで共通のソフトウェアが動くことはなかったのかも知れません。

その後のPC/AT互換機の普及は、IBMが非公開としていたBIOSに関して、コンパック社の独自BIOS開発成功に続いて行った、IBM PCより低価格の徹底的なコピー製品の販売や、フェニックス・テクノロジー社も独自BIOS開発成功、それを他のクローンメーカーに売却する行為などから大幅に広まったそうです。

今でこそ犯罪になりえそうな行為ですが、そういったこともあって今があると思うと、コンピュータの歴史もおもしろいですね。
犯罪はもちろんダメですが。

同時開催のWebSig1日博

授業と並行して、新しい技術や目線で取り組んでいるサービスや活動などを紹介する様々な展示がありました。

専修大学 商学部 渡辺達朗ゼミナール

専修大学の学生さんが新丸子の商店街を盛り上げるためにSNSを使って色々試行錯誤しているところの活動報告。
TwitterやFacebookで商店街のお得情報・イベント情報を発信しているそうです。

その後の運用方法なども含めて大変そうでありますが、頑張ってほしいなと思います!

プロジェクトのTwitterアカウント(新丸子商店街・まるこやさしズム21)は以下になります。
Twitter @shinmaruko21

Virtual Cycling

株式会社キーバリューさんによるスマートフォン/タブレット連動のフィットネス支援デバイス「Virtual Cycling」の展示・試遊もございました。

連動して動く、動く。

GoogleストリートビューAPIを使用していて、ヘルメットに装着したセンサーによって姿勢に合わせて左右に曲がるそうです。すごい。

WebSig1日博

他にもShopCard.meさんやHappyPrinters原宿さんの展示などがあり、授業と授業の合間の20分間でも結構賑わっていました。

2~4限目

その後の授業は私は以下の通りに受講させて頂きました。貴重なお話ありがとうございました。

アイレット株式会社 cloudpack事業部 エバンジェリスト 後藤 和貴(ごとうかずたか)さん
クラウド登場で変化した受託案件と開発スタイルのRe-design~リソースの変化とテクノロジーの進化

フリーランス 長谷川 恭久(はせがわやすひさ)さん
未来へ繋ぐWeb系デザイン思考

株式会社バスキュール プロデューサー 西村 真里子(にしむらまりこ)さん
TVの世界をクリエイティブでRe-design~宇宙と未来のニューヒーローを生み出す現場、バスキュール

特に、長谷川さんの授業では新しいメディアの誕生からは模倣から始まるというお話に始まり、コントロールと柔軟性のバランスのお話などとてもタメになりました。

今では一般的なPCモニターと同等もしくは大きい27インチのタブレットも出てしまったり、今後はより、デバイスサイズや様々な用途などについて考える必要があるなぁと痛感。

映写されたスライドのレイアウトや話の順序に合わせたアニメーション効果など、プレゼンの仕方もとても勉強になりました。

ワールドカフェ

最後にグループワークとしてワールドカフェというリラックスした雰囲気で話し合う形式で、話し合いをすることになりました。

今回のテーマは、「あたりまえになったWebは私たちの仕事にどのような変化をもたらすでしょうか?」です。

運営さんには申し訳ないですが、“あたりまえになった”というワードに対して、そもそもあたりまえにはなってないでしょう?というツッコミも結構ありましたが、そこはなったと仮定して。

上手くとは言えなかったですが前回の記事で考えたこともお伝えしたり、初対面の他の方のご意見もお聞きして、お話は思った以上に盛り上がりました!

グループワーク

運営さんがただの玩具?と仰っていた、ちょこんと置いてあるルービックキューブは以前ワールドカフェを体験したことのある参加者の方に「意見を話している人が持つ」と教えて頂いたのですが、実際どうなのでしょう。

自由に書いていいと中央に置いてあった模造紙には、最終的にはたくさんの意見が集まりました!

今以上に単価が安くなる、遠隔でのやりとりが増える、場所に制約がないことによる制作者側のモラルの低下・・・など分かるなぁと頷いてしまうものばかり。

テーマに対して、明確なひとつの答えが出るわけではないので、本日出た意見を踏まえて、今後の業務で意識していきたいと思います。

意見にもありましたが、酷ながらWebについていける人といけない人の二極化はどんどん加速するんでしょうね。日々勉強だ~。

卒業証書

アンケートに回答後、卒業証書を頂きました。ありがとうございます。
今思えば、とても早い学生生活でした。

懇親会・プレゼント大会

全授業の日程終了後は、大人の放課後と言った名目の懇親会へ。

じゃんけん大会

協力会社さんから頂いた様々な景品をかけてじゃんけん大会も実施されました。

ステージに立つジャージ姿の方とじゃんけんをして、あいこだったら残るルール。
景品毎にリセットで、繰り返し行われました。

デザイナーのためのiPhoneアプリUI/UX設計

そこでなんと一度勝ち進んで、株式会社アスキー・メディアワークスさんからご提供頂いた「デザイナーのためのiPhoneアプリUI/UX設計」を頂きました。ありがとうございます、勉強します。

そのような感じで、長かったWebSig1日学校は無事終了。

仕事での今後の自分のあり方に危機感も覚えつつ、楽しく過ごすことができました。

良き休日。