新しくお会いする方も増えて、「もっと上手く話したいなぁ。」なんて素朴な悩みを抱えつつ、軽い気持ちで購入したのがこの本。
雑談というのは「中身がない話」であることに意味がある。
生涯、どうしても切り離せない上に、使用頻度がかなり高いのがこの“雑談”というもの。
雑談の大切さを訴えると共に、“あるある”な具体的シーンを例にあげて、話の振り方のちょっとしたテクニックや雑談に最適な時間・話題など、わかりやすく紹介して頂いている内容です。
少しばかり感想を綴ります!
この本から得た教訓は一言でいうと、「もっと気軽に話をしましょ。」です。
ブログを書いている私は、人見知りが激しいので知らない人ばかりの場所ですと黙ったままが多いですし、奇数人で歩いてれば決まって後ろに残るタイプです。
(ある程度仲良くなれば、途端によく話すようになるとは思いますが。)
どちらにせよ、「口ベタだから話しても、つまらない思いをさせるだろうな。」と諦めて、そうしている部分が少なからずあります。
そういう同じ経験、同じタイプの方にはこの本に書かれた内容に感化される部分も多いんじゃないかなぁと思うのです。
中でもいいな、と思った章は、
といったラインナップ。
結局、「おもしろい話をしなきゃ、上手く話さなきゃ。」と思うから話をするのをたじろぐだけであって、カミカミながらも話題を振ってみれば、そこから雑談は始まるのですね。
話すことがなくて気まずい・・・と思った時は、「今日のネクタイ、すごくオシャレですね」などと、相手の服装などを褒めるとスムーズに雑談に入っていけるというアドバイスは、個人的にすごい勉強になりました。とってつけの話題で良いんでしょうね、キッカケなんて!
自分の場合だと、ブログを書いている方に会う機会が増えたので、「TwitterやGunosyでこの記事見ました!」と話題を振ることが多い気がします。
お相手にとっても、悪い気はしないんじゃないかなって。
あとは、雑談は話す行為そのものではなくて、相槌だけでも成り立つっていうことも内気な人間にとっては助かる言葉だな、と。
大人数でいる時なんか特に、話題は話せる人に任せればいい。それを聞く態度を気をつければ。
そういったスタンスでいると、「うわ、私浮いてる・・・?」と思っても、あまり気にならなくなってきます。
得手不得手あるんだからしゃーないっす。楽しく聞いてればいいですね!
その他にも、「ふむふむ、今度初めての人と話した時実践してみよう。」と思うものはいくつかあるのですが、割愛します。
(あまり内容に触れるのも良くないと思いますし。)
前述した通りに、生涯で雑談はどうしてもついてくるもの。
なのにそれを習う場所がない以上、苦手だからって諦めてるより少しでも自分で勉強はしておく価値があるんじゃないかなと思うのです。
勉強・・・というより、捉え方を変えるキッカケになるものに触れてみてはいかがかと。
同じタイプの人に聞いても「わかる、わかる。」で終わってしまう可能性が高いですし、話が上手い人に聞いても「気軽に話せばいいんだよ!」の一言で終わってしまうかもしれない。
そういった意味で、本はオススメです。会話術系に関しては。
雑談は、仕事で必要な専門的な技術とか、英会話力とかよりずっと大切だと思います。
雑談ができれば、人生なんとかなる。多分。
まだまだ苦手な自分が言うのもアレですが。
「この本はすごい良い!おすすめ!」と声を大にして勧めるつもりは一切ないのですが(著者の斎藤孝さんには申し訳ないです。)、読んでみると得る部分は少なからずあります。話が上手い方も、「知らず知らずに確かにこんなこと実践してるなぁ。」なんて思うんじゃないでしょうか。
会話は楽しくできれば万事OK!
稚拙な感想で恥ずかしいですが、この辺で!